象印のスチーム式加湿器、EE-TB60とEE-TA60の違いを徹底比較しました。
EE-TB60とEE-TA60は、どちらも安全性・快適性・お手入れのしやすさを兼ね備えた、使いやすいスチーム式加湿器ですが、実は細かな仕様や機能に違いがあります。
両モデルの違いは以下の5つ。
・運転時の音の大きさ
・給水時のお知らせ方法
・本体カラー(ホワイトの有無)
・価格
「どちらを選べばいいの?」と迷っている方のために、この記事ではEE-TB60とEE-TA60の違いや共通点をわかりやすく整理しました。
それぞれの特徴を踏まえて、購入時に押さえておきたいポイントもご紹介しています。
購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてくださいね♪
▼2025年モデル!象印 加湿器 EE-TB60はココからチェック!
▼2024年モデル!象印 加湿器 EE-TA60はココからチェック!
象印 加湿器 EE-TB60とEE-TA60の違いを比較
EE-TB60は2025年9月発売、EE-TA60は2024年9月発売のモデルです。
つまりEE-TB60は、EE-TA60の後継機という位置づけになります。
まずは、両モデルのスペックを見ていきましょう。
EE-TB60 | EE-TA60 | |
---|---|---|
発売年月 | 2025年9月 | 2024年9月 |
容量 | 4.0L | 4.0L |
定格加湿能力 | 600ml/h | 600ml/h |
適用床面積 | 木造和室:~10畳(17㎡) プレハブ洋室:~17畳(27㎡) | 木造和室:~10畳(17㎡) プレハブ洋室:~17畳(27㎡) |
消費電力 | 湯沸かし時:985W 加湿時:450W | 湯沸かし時:985W 加湿時:495W |
連続加湿時間 (強/中/弱) | 約6h/10h/20h | 約6h/10h/20h |
運転音 (強/中/弱) | 約34dB/34dB/30dB | 約36dB/36dB/30dB |
カラー展開 | ホワイト ソフトブラック | ソフトブラック |
給水お知らせ方法 | ブザー+ランプ点滅 | ブザー + デジタル表示 |
ランプの明るさ切替 | 2段階 | 2段階 |
サイズ (幅×奥行×高さ) | 24×27.5×36.5cm | 24×27.5×36.5cm |
本体質量 | 約2.8kg | 約2.8kg |
結スペックを見比べてみると、「加湿時の消費電力」「加湿時の音の大きさ」「給水時のお知らせ方法」「本体カラー(ホワイトの有無)」といった違いがあるのが分かります。
では次に、1ずつ詳しく違いを見ていきましょう。
違い①加湿時の消費電力
EE-TB60とEE-TA60は、加湿時の消費電力がちょっと違います。
EE-TB60:450W
EE-TA60:495W
新しいEE-TB60のほうが45W低く、省エネ設計になっています。
じゃあ、実際にどれくらい電気代が変わるのか?計算してみました。
※電気料金は目安単価 31円/kWh(税込) で計算しています。
EE-TB60 | EE-TA60 | |
---|---|---|
1時間の電気代 (加湿時) | 約14.0円 | 約15.3円 |
1ヵ月の電気代 (6時間x30日) | 約2,520円 | 約2,754円 |
この表を見ると…
・1ヶ月で約234円
・加湿シーズン(4ヶ月)なら約936円ほど、
EE-TB60のほうがおトクになります。
ちょっとした差ですが、毎日使えば地味に効いてきます。

ただし、象印 加湿器の電気代はこれだけではありません。
この電気代はあくまでも「加湿時」の電気代だけ。
実際には「湯沸かし時」の電気代もかかってきます。
実際は「湯沸かし時」も電気代がかかる
EE-TB60とEE-TA60は、加湿を始める前にお湯を沸かすスチーム式の加湿器なので、「湯沸かし」の電気代もかかります。
実際のランニングコストは「湯沸かし+加湿」で考えていきます。
どちらも消費電力は985Wで、沸騰までにかかる時間は約35分です。
湯沸かし1回あたりの電気代は約17.8円です。
たとえば、毎日6時間加湿するとしたら・・・
内容 | EE-TB60 | EE-TA60 |
---|---|---|
1日の電気代 (湯沸かし+加湿6時間) | 約101.8円 | 約109.8円 |
1ヵ月合計 (6時間×30日) | 約3,054円 | 約3,294円 |
加湿シーズン4ヵ月換算 | 約12,216円 | 約13,176円 |
表を見ると、湯沸かしも含めた1日の電気代はEE-TB60のほうがわずかにおトクです。
加湿シーズン4か月換算でも約960円の差があり、長期間で見ると無視できない差になります。
計算は最大出力での運転を想定していますが、実際は常時最大電力のまま運転し続けるとは考えにくいので、この計算結果よりも電気代は安くなることが予想されます。

電気代を少しでも抑えたいなら、給水時に冷たい水ではなくお湯を入れるのがおすすめ!
湯沸かし時間が短縮されるので節電効果があります♪
違い②運転時の音の大きさ
EE-TB60とEE-TA60は、運転音の大きさも少し違います。
弱・静音モード:約30dB
中・強モード:約34dB
弱・静音モード:約30dB
中・強モード:約36dB
中・強モードはEE-TB60が34dB、EE-TA60が36dBで、数字上は2dBの違いがあります。
とはいえ2dBほどしか変わらないないので、実際に耳で聞くとほとんど気にならないくらいの差です。

dBは音の大きさの単位で、数字が大きいほど音も大きいということ。
30dBは「ささやき声」や「図書館にいるときの環境」、36dBは「リビングでの会話より少し静か」くらいのイメージです♪
違い③給水時のお知らせ方法
EE-TB60とEE-TA60は、給水タイミングのお知らせ方法が少し違います。
EE-TB60:ブザー+給水ランプ(点滅)
EE-TA60:ブザー+デジタル表示
EE-TB60はお湯が少なくなると、ブザーと「給水」と書かれたランプの点滅で直感的に知らせてくれます。
EE-TA60は、ブザー音が鳴るのと、デジタル画面に「LL」と「50」が交互に表示される方式。
「給水」と表示されないので、数字やアルファベットの意味を理解する必要がありますが、デジタル表示なので大きくて見やすいというメリットもあります。

EE-TB60はパッと見ただけですぐわかる仕様、EE-TA60は数字を読む必要はあるけど視認性は高め。
どちらが使いやすいかは好みによります♪
違い④本体カラー(ホワイトの有無)
EE-TB60とEE-TA60は、本体カラーにも違いがあります。
EE-TB60:ホワイト・ソフトブラック
EE-TA60:ソフトブラックのみ

ホワイトは明るい雰囲気のキッチンやリビングに合わせやすい色味。
ソフトブラックはシックな雰囲気にぴったりです♪
違い⑤価格
EE-TB60とEE-TA60は価格にも違いがあります。
EE-TB60は約28,000円前後で販売されていますが、EE-TA60は30,000円以上で販売されていることが多いです。
新しいモデルのEE-TB60の方が高そうなイメージがありますが、実際はEE-TA60の方が価格は高い傾向にあります。
EE-TA60は生産が終了して在庫が限られているため、価格が高騰しているのです。

価格は日々変動するので、購入前に価格をチェックするのがおすすめです。
下記のリンクから最新の価格がチェックできます♪
▼EE-TB60の最新価格
▼EE-TA60の最新価格
EE-TB60とEE-TA60 どっちがおすすめ?
EE-TB60とEE-TA60は、基本的にEE-TB60の方が電気代や静音性、給水のお知らせ、価格など、ほとんどの面で優れています。
そのため、実用面では2025年モデルのEE-TB60がおすすめです。
EE-TA60も使いやすい加湿器ですが、電気代や給水のお知らせ方法などでEE-TB60に比べるとやや劣ります。
ただし、「デジタル表示で給水タイミングを確認したい」「旧モデルをどうしても使いたい」というのであれば、EE-TA60でも良いでしょう。

基本的にはEE-TB60一択!
旧モデルにどうしてもこだわりがある人だけ、EE-TA60も選択肢に♪
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▼2024年モデル!象印 加湿器 EE-TA60はココからチェック!
象印 加湿器 EE-TB60とEE-TA60 共通の機能や特徴
ここからは、EE-TB60とEE-TA60の共通の機能や特徴についてお話していきます。
清潔な蒸気でしっかり潤す!スチーム式加湿器
EE-TB60/EE-TA60は、水を沸騰させて発生させた蒸気で加湿するスチーム式の加湿器です。
水を沸騰させるので、加湿器内部でのカビや雑菌の繁殖リスクが低く、清潔に使えます。
また、放出する蒸気は約65℃まで冷ましてあるので、やけどの心配も少なく、安全に加湿が可能です。
自動加湿モードで快適に
両モデルには「湿度センサー」と「室温センサー」が搭載されており、部屋の湿度に合わせて自動で加湿量をコントロールできます。
自動モードでは加湿量を「ひかえめ」「標準」「しっかり」の3段階から選べます。
・秋口や過ごしやすい季節は「ひかえめ」
といった具合に、季節や環境に合わせて快適に使えます。
連続加湿モードでガッツリ加湿
お部屋の湿度に関係なく、しっかりと加湿したい場合は、連続加湿モードがおすすめです。
「弱(約20時間)」「中(約10時間)」「強(約6時間)」の3段階から加湿量を選べます。

連続モードはガッツリ加湿したいときに便利だけど、結露やカビには注意してくださいね♪
3つの安全設計で安心
EE-TB60/EE-TA60は、お子さんがいる家庭でも安心して使えるように、3つの安全機能が搭載されています。
・チャイルドロック
ボタンを長押しすることで、他の操作をロック。
小さな子どもが触っても誤操作を防げます。
・ふた開閉ロック
レバーでフタをロック。
万が一本体を倒してしまっても、フタが開きにくいので安心です。
・転倒湯もれ防止構造
倒しても湯もれを最小限に抑えてくれます。
フィルターなし&広口容器でお手入れ楽々
EE-TB60とEE-TA60は、フィルターがないのでお手入れがとても簡単です。
ポットと同じような構造で、フタを大きく開けられるので、タンク内部を楽に掃除できます。
基本的には、使用前に水を入れて、使用後はお湯を捨てるだけでOKです。
1~2か月に1度のクエン酸洗浄でさらに清潔に
定期的なお手入れとして、1~2か月に1度はポット内部のクエン酸洗浄がおすすめです。
◆手順の流れ
①コップにクエン酸30gを入れたあとぬるま湯で溶かし、ポットの中に入れる
②ポット内部の満水線まで水を入れる
③フタを閉め、電源コードを接続
④本体の「入」ボタンを押し、「湯沸かし音セーブ」ボタンを3秒以上長押し
だいたい1時間半ほどで洗浄が完了します。
終わったら中のお湯を捨てて軽くゆすぎます。

泡立ちや吹きこぼれを防ぐため、象印では加湿器専用のクエン酸「ピカポット(CD-KB03K型)」の使用が推奨されています。
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングで購入可能です♪
▼CD-KB03K型 ピカポッドはココからチェック!
タイマー機能で使いやすい
EE-TB60とEE-TA60は、入タイマーと切タイマーの両方を搭載しています。
タイマーはどちらも1~9時間の9段階で選択できるようになっています。
就寝時や外出時に、必要な時間だけ運転するよう設定できるので、使いすぎ防止にも安心です。
湯沸かし音セーブモードで静かに運転
EE-TB60とEE-TA60は、沸とう音を低減する「湯沸かし音セーブモード」を搭載しています。
水を一気に沸騰させず、ゆっくりと水の温度を上げることで、湯沸かし時の音が抑えられます。
通常:約35分
湯沸かし音セーブモード:約45分
※室温20℃、水温20℃、満水時
通常:約44dB(リビングで会話しているくらいの音)
湯沸かし音セーブモード:約39dB(図書館の中より少し静か)
象印 加湿器 EE-TB60とEE-TA60 どっちがおすすめ?電気代はどう?後継機はどんな感じ?まとめ
ここまで、象印の加湿器 EE-TB60とEE-TA60の違いと共通点について解説しました。
両モデルの違いは以下のとおりです。
◆発売年と位置づけ
EE-TB60:2025年9月発売、後継機
EE-TA60:2024年9月発売、旧モデル
◆加湿時の消費電力
EE-TB60:450W(省エネ)
EE-TA60:495W
◆運転時の音の大きさ
EE-TB60:弱・静音モード 約30dB、中・強モード 約34dB
EE-TA60:弱・静音モード 約30dB、中・強モード 約36dB
◆給水時のお知らせ方法
EE-TB60:ブザー+給水ランプの点滅
EE-TA60:ブザー+デジタル表示(数字とアルファベットで表示)
◆本体カラー
EE-TB60:ホワイト・ソフトブラック
EE-TA60:ソフトブラックのみ
◆価格帯
EE-TB60:約28,000円前後
EE-TA60:30,000円以上(在庫限りのため高め)
EE-TB60は電気代や静音性、給水のお知らせなど実用面で優れ、価格も比較的抑えられています。
EE-TA60も使いやすい加湿器ですが、旧モデルにこだわりがある場合を除き、実用面ではEE-TB60が断然おすすめです。
どちらも安全性・快適性・お手入れのしやすさを兼ね備えた、使いやすいスチーム式加湿器。
基本的にはEE-TB60がおすすめですが、使う環境や好みに合わせて、賢く選んでくださいね♪
▼2025年モデル!象印 加湿器 EE-TB60はココからチェック!
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